職人の大工

工事現場と作業員

宮大工は木組みという高度な技術を用いて、神社や仏閣などの建築を行う大工です。神社や仏閣の建築物は、釘などは使用せずに木材のみを使用して組み上げる工法で、一般の住宅とは全く違う仕組みにより建築されています。一般的な住宅では鉄骨や釘などを使用して建築されているのに対して、宮大工が建築する神社や仏閣の建物は、木を組み合わせる技術を用いて釘や補強のための金物を一切使わずに建築されます。宮大工の仕事は、ただ木を組み合わせて建物を組み上げるだけではなく、木枠の飾り模様なども特殊なノミを使い作り上げます。さらに、このときに使用する道具などもほとんど職人が自分で作っています。そんな宮大工の給料ですが、普通の大工よりは比較的高収入といえます。これは、普通の大工に比べて特殊な技術を必要とさていることが大きな理由だと思います。

宮大工が用いる木組み工法ですが、釘や金具を用いずに、木材だけで建物の骨組みを組み上げる独特の工法です。木組み工法は使う木材の処理などもすべて手作業で行い、とても長い工期がかかります。この工法のお陰で日本の神社仏閣の建築物は数百年、古いものでは千年以上も崩れることなく存在しているのです。このような特殊な工法を用いる宮大工ですが、普通の大工との違いは何なのか気になるところです。宮大工と普通の大工の決定的な違いは、やはりこの木組みの技術に尽きるといえます。普通の大工は3年程度修行すれば一通りのしごとができるようになるといわれています。しかし、宮大工の場合は最低でも10年はかかるのが一般的です。この長い10年という修行の期間が宮大工の特徴といってよいといえます。