デザイン住宅帳

広いキッチン

デザイン住宅がひそかな人気を集めています。デザイン住宅というのはデザイン性を最優先した住宅で、機能性や実用性よりもデザイン性を優先させた住宅なのです。 このデザイン住宅が広まり始めたのは1970年代と言われています。当時は、一戸建て住宅も順調に増え続けて、住宅は供給過多になり空室や空き家が大量に出始めたころです。 このデザイン住宅は現在でもとても人気があります。その理由は一生に一回購入する家はデザインに優れていてスタイリッシュであった方がいいという考え方や価値観を持ち合わせている人が多いからです。 これによって、バブル崩壊後、一戸建て住宅の建築数が減少する中で、デザイン住宅の人気は衰えることがなく続いているのです。

このようにデザイン住宅は時代に流されることなく人気を維持していますが、いざデザイン住宅に住むとなった場合にいくつか問題点が生じることがあります。 まず、その機能性と実用性についてです。デザイン住宅はデザインを重視することで、本来は住宅にあるべき機能性と実用性を削らなくてはならないこともあるのです。 よくある例が、トイレに壁がないとか、浴室と洗面所の間の壁が一面ガラス張りなどです。 また、それ以外でも家の中にらせん階段があることや、外壁が一面コンクリートむき出しで遮熱性や気密性を犠牲にしており、住宅の寿命を縮める恐れもあるのです。 ただし、使う人が不便であってもわざわざ不便に作ったわけではなく、その住宅に住むにふさわしい対象の人が住めばとても快適に住めるはずです。